留年しそう、女子のいる青春がしたい、高専卒って将来不安化も?、工業以外のみちにすすみたい。そんな理由から高専をやめたいと感じていませんか?
高専中退は、工業以外のみちにすすみたいならアリです。逆に、他の理由なら中退は不要です。

私は学生時代、高専に入学したことを後悔していました。今でも自分の業界は好きではなく、他の道に進めばよかったなぁと思います。
しかし同時に、高専だから優良企業に入社できたという自負もあります。考え無しで中退していれば、正社員すら怪しかったと思います。
そこで今回は「高専中退がアリな理由」を解説します。やめたい理由と向き合い、退学すべきかの参考にしてください。
高専をやめたい理由を整理する

最初に高専をやめたい理由を整理しましょう。理由によっては高専を中退しなくても、解決できる場合があります。
高専をやめたい人で多い声は「留年しそう」「高専生活がいや」「高専卒だと将来が不安」「やりたいことができない」です。
しかし、退学せずとも解決することもあります。工業以外の道へ進みたい場合以外は退学しなくてもよいでしょう。高専のメリットは大きいですから。
- 勉強ができなくて留年しそう:留年してもなんとかなります
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→高専が頭いい理由4選!進学して大丈夫| 元高専生が解説 - 工業以外のことがやりたい
→編入しても学ぶこと・やることは工業のため退学もアリ
当記事では「工業以外のことがやりたいから高専をやめたい」方に向けて解説します。
高専中退がアリな3つの理由

ここでは高専中退がアリな理由を3つ解説します。
高専中退は人生を長い目でれば、あまり大きいことではありません。せいぜい社会に出ることが数年遅れるだけですからね。
それ以上に進路を変更できる、今後の後悔がなくなることの方が大きいです。
- 高専中退→大学進学なら普通高校進学者と同じ
- 今後の後悔が無くなる
- 文系に行ける
高専中退→大学進学なら普通高校進学者と同じ

高専中退して大学に行く場合、大学からは普通の生活になります。つまり、高専中退のハンデが消えます。
1~3年生で中退後、高等学校卒業程度認定試験に合格すれば大学受験ができます。18歳で合格すれば、普通高校へ進学した人と変わりません。
高専では大学受験対策がないから、受験難易度が高いことに注意!
4年生で退学した場合は1年遅れます。しかし、大学浪人はたくさんいます。1浪は個性にならないぐらい普通です。

5人に1にんくらいは浪人・留年している印象かな。
大学進学すれば最終学歴は「大卒」高専中退による今後の影響はありません。
今後の後悔がなくなる

高専を後悔し続けるぐらいなら中退した方が良いでしょう。
「普通高校で青春をすごせば…」「文系の大学に1年生から行っていれば…」「工業以外の道に進めば…」など後悔がなくなります。

高専を中退しなければ…って後悔するかもしれないから注意しよう
人生は学生時代よりも、社会に出てからの方が長いです。後悔しないために中退するのもアリでしょう。
文系に行ける

高専を中退すれば文系に進路を変えられます。これは中退の大きなメリットです。
高専では理系に決まっています。学科から少しずれた企業への就職は可能ですが、理系は変えられません。

広告代理店や銀行員になるのは難しいだろうね
たとえば、土木(環境)学科だけれどプログラム系の会社に就職することはあります。しかし、事務職の求人はなく進路は閉ざされています。
しかし、中退すれば高専から離れます。このため、文系が中心の職業に就くことができます。商社や銀行など、高専には無い未来が開かれます。
このように、文系へ進路変更できることは中退のメリットです。
高専をやめるときは親の説得が難関

高専をやめる時は親の説得が大切です。
あなたの生活を支えているの両親。その両親の反対を受けながら「やりたいことをやる」のは難しいです。このため、両親の説得が必要です。
多くの親は「良い学校に行き良い企業に就職」することを望んでいます。その方が安定していますからね。
子どもに就いてほしい欲しい職業は「安定」を理由に公務員が一位です。
*参考:ソニー生命 子どもの教育資金に関する調査2024

親は子に安定してほしいってことだね

しかし、高専をやめると安定から遠ざかります。このため反対される可能性が高いです。
「高専ではできないこと」を強くぶつけるか、「中退しても安定した進路」を提示すれば両親の不安も薄まり、賛成してくれるかもしれません。
たとえば、消防士になりたいから高専をやめて専門学校に行きたいと説得する場合です。消防士は安定の公務員、そして高専(工業)とは分野が異なります。

やりたいことやらせてあげようか

そうね、消防士だったら将来も安定だし
実際、3年生で高専を退学して専門学校から消防士なった同級生もいます。特に親に反対されている様子はありませんでしたね。
このように、高専ではできず将来も安定するような説得をこころがけましょう。
高専をやめたらどうなる?デメリットは大きい

高専中退にはデメリットもあります。特に親を説得せずに高専を退学すれば「やりたいこと」がしづらくなります。
- 中学卒になり年収が下がる
- やりたいことがしづらくなる
- 高専のメリットを失う
実際、私の同級生で高専の勉強についていけず退学した同級生が数人いました。夢を叶えた人もいれば、不満たらたらな人もいます。
高専退学は将来に後悔を残さないためアリですがデメリットもあります。「逃げの退学」は避けましょう。
まとめ
今回は高専中退がアリな理由を解説しました。
高専をやめると、工業以外の道へ進路変更できます。後悔し続けるよりは良いです。大学受験も一発合格なら、普通高校生と変わりませんからね。
- 高専中退→大学進学なら普通高校進学者と同じ
- 今後の後悔が無くなる
- 文系に行ける
しかし、親の説得やデメリットを抑えておくことは大切です。中退しなければよかった、とさらに後悔しては意味がありませんからね。
以上、学生時代は後悔していたけれど、アラサーの今は高専に行って良かったと感じている優でした。
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