Dinks(共働き子なし夫婦)だけれど「いつまでも賃貸でいるよりマンションを購入したい」「マンションの選び方がわからない」、そして「何を重視すべきかわからない」なんて考えていませんか。
マンション購入は夫婦間で納得すればどんな物件でも問題ありません。子どもがいないので、話し合ってお互いに納得していれば後悔は少ないですからね。
しかし、話し合うにも判断材料が必要です。「なんか良いな」で購入すると、もっと勉強すれば良かったと後悔します。場合によっては「購入しない」「戸建てにする」もありでしょう。
我が家は「家賃補助がなくなるから今は買わない」で落ち着いたよ
そこで今回は、「マンション選びの3ポイント」と「メリット・デメリット」を解説します。
- アラサー理系リーマン
- Dinks(子無し夫婦)
- 世帯年収700万+副業
- 中核市在住
当記事では、Dinks(共働きで子なしを選択した夫婦)を前提としています。
子なし夫婦がマンションを買う際に最も重要なこと
マンション購入前にすべきことはたった一つ、夫婦間での話し合いです。
なぜなら、どんな物件でも夫婦が納得しての購入なら問題ないからです。子どもがいない以上、2人が良ければそれで良しです。
資産価値や住宅ローンの支払いに目が生きがちですが、夫婦どちらかが納得していなければ良い買い物とは言えません。
資産価値が高いから万が一の時も売却できる。損しないからこれにしよう
売却なんて考えたくない。2人で落ち着いて生活できるところが欲しいだけなに…
しかし、話し合いをするには判断材料が必要です。当記事では、マンション購入のポイントとメリット・デメリットを解説します。
夫婦で話し合って理想のマンションを購入しましょう。マンション購入以外の選択肢も見えるかもしれませんね。
子なし夫婦がマンション選ぶ3ポイント
マンション購入のポイントは「仕事・お金・間取り」の3つです。
Dinksならではの仕事とのバランスや、夫婦での娯楽に関係するお金、そして豊かな生活に関わる間取りについて解説します。
仕事~転勤や転職の有無~
Dinksならば仕事とのバランスは最重要。しかし、転勤や転職があるならマンション購入自体を見直す必要がります。
お互いがに通勤しやすいマンションを購入しても、職場が変われば意味がありません。
転勤の有無・転職への意思を話し合い、ライフプランを共有ましょう。
マンション購入費と維持管理費用
ここでは「お金」として、購入価格に関わる「お得な築年数」と注意が必要な「修繕積立金」について解説します。
購入価格を抑えたいならば中古マンション、特にお買い得な築25年あたりを検討しましょう。
さらに、マンションは購入後も維持管理費がかかります。税金や駐車場代は安い方が良いですが、修繕積立金は安すぎてはいけません。
購入価格と維持管理費を整理してから購入を検討しましょう。
お金に余裕があれば、無駄なケンカも減るね
築25年がお買い得
築年数は25年程度がお買い得です。
マンションは築年数が経過するごとに価格が下がります。そして、築年数が21~25年の5年間は、他の5年間と暮部て下落率が高いです。
出典:公益財団法人東日本不動産流通機構_築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)
このように、築25年付近は価格の下落が大きくお買い得ですね。
逆に築30年以降は、価格が下がらないため安く購入しようと考えて、築古を購入する意味はありません。
地方と首都圏では状況が異なるだろうけれど、参考にできるね
修繕積立金に要注意
維持管理費で最も注意すべきは「修繕積立金」です。なぜなら、修繕積立金は安すぎてもダメだからです。
修繕積立金はマンション修繕に使います。修繕積立金が足りない場合、「適切な修繕ができない」「修繕費の追加徴収」事態が発生します。
修繕積立金が安すぎる場合、前の住人が十分に収めていない分をあなた方が収めてマンションを修繕しなければいけません。
こわれた家を買ったみたいだね
修繕積立金は、国土交通省のガイドラインには「252~338円/m2が適正な管理に要する金額」となっています。
出典:国土交通省_マンションの修繕積立金に関するガイドライン
例えば、「2LDK・60m2・20階未満・総面積50,000m2」ならば、約15,000円(260円/m2*60m2)が目安となります。これ以上安い場合、先住人達の負債を背負う可能性があるため注意しましょう。
併せて総戸数も確認しておきましょう。総戸数が少ない場合、修繕積立金の滞納者が1名いるだけでも大きな影響を与えます。
総戸数50戸で1人滞納者がいても2%しか影響しません。しかし、20戸であれば5%も影響します。
修繕積立金が適正価格であるか、総戸数が少なくないか(最低でも20戸、50戸以上ならばなおヨシ)を確認すべきでしょう。
豊かな生活を送るための「間取り」
間取りは2LDKがおすすめです。なぜなら、国による豊かな住生活が遅れる基準をクリアしつつ、融通が利く間取りだからです。
2LDKは50~60m2が多く、国による基準をクリアしています。また、2LDKならば「各自の部屋」または「寝室とその他部屋」といった使い分けもできます。
ここでは「国土交通省の豊かな住生活基準」について解説した後、2LDK以外の間取りについても紹介します。
国による「豊かな住生活が実現」できる基準
国土交通省によると2人暮らしでは最低30m2、ゆとりのある暮らしでは55m2が目安とされています。
出典:国土交通省_住生活基本計画における「水準」について
2LDKは50~60m2が多く、感覚だけではなく国の基準としても豊かな生活が遅れる水準にありますね。
1LDK,3LDKの特徴
ここで1LDKと3LDKについても解説します。LIFULL HOME’Sによると1LDKは40m2、3LDKは70m2が多いです。
間取り | 主な広さ | 参考記事 |
1LDK | 30~50m2 | 一人暮らしに1LDKは広い? 特徴や1DKとの違い、家賃相場について解説 |
3LDK | 60~80m2 | 3LDKはどのくらいの広さ? 住むのに適した人数と物件選びのコツ |
1LDKだと掃除など家事は楽で安価ですが、収納スペースが少ないです。ミニマリスト夫婦であれば、1LDKで十分かもしれませんね。
3LDKは各自の部屋に加えて寝室が持てますが、掃除など家事に手間がかかる上に価格も高いです。また、各部屋にエアコンをつけると、設置費と電気代がかかります。
お互いに趣味がある場合は、共働きパワーを活かして3LDKでも良いかもね。
2LDKは使い分け・価格・家事の面でバランスのとれた間取りです。しかし、夫婦の考え方によっては他の間取りを検討するのもありですね。
分譲マンションのメリット・デメリット
分譲マンションのメリットは、リセールバリューが高い。デメリットは騒音問題です。これ以外もありますが、今回はこの2つについて詳しく解説します。
メリット:リセールバリューが高い
マンションは、戸建てと比べてリセールバリューが高いのがメリットです。
国通省による不動産価格指数の調査では、マンションが戸建てを上回っています。マンションは「196.2」、戸建て住宅は「118.5」です。
(出典:国土交通省_不動産物価指数(令和5年12月・第4四半期分))
つまり、マンション価格は戸建て住宅と比較して「価値の上昇率が高い」です。
不動産物価指数は2010年の平均価値を100とした不動産の価値指数です。
100を基準とし、高いか・低いかで、価格の上昇・低下率がわかります。
このように、マンションは戸建て比べて価値が上昇しており、リセールバリューが高いと言えます。
デメリット:騒音問題
マンション購入者の不満は騒音に関するものが多いです。
実際にマンション購入者の不満をいくつかみてみましょう。
このように、マンション購入者の不満は騒音に関するものが多いですね。
戸建てでも「狭い土地に建てたためプライバシーが無くて後悔」といった声もあります。
まとめ
今回は、子なし夫婦のマンションの選び方について解説しました。極論、夫婦間で納得がいけばなんでもよいのですが、話し合うにも検討材料が必要です。
当記事で解説した、マンション選びの3ポイントとメリット・デメリットを参考に購入を話し合いましょう。
これらの参考に夫婦で話し合い、納得のいく住まいを探しましょう。
以上、住宅購入のため家賃補助の無く基本給が高い会社へ転職する優でした。
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