PR

高専進学を後悔する理由4選!工業が合わないと地獄|元高専生が解説

高専
記事内に広告が含まれています

高専進学を考えているけれど、高専ってどんなとこかわからない。普通と違うから行ってから後悔したくないな、なんて考えていませんか。

高専での後悔は「工業が合わない」ことが最多。学生生活、特に「女子が少ない」後悔もあります。

合わない

私は工業に興味が無いけれど「就職率が高い・自分のレベルにあっている・親も勧めている」という理由で高専進学を決めました。

今となっては後悔はありませんが、学生時代は後悔の5年間でした。工業に興味ないし、電車で見る他校の女子が可愛くて羨ましいって感じでしたね。

今回は高専進学を後悔する理由について詳しく解説します。進学後に後悔しないよう、先輩方の心の叫びを聞いておきましょう!

高専最大の後悔は工業科目が合わないこと

合わない

高専での後悔する人の多くは「工業があわない」と感じています。

もともと工業に興味長い場合は当然です。しかし、イメージとのギャップで「合わない」と感じる学生もいます。

工業科目が合わない原因
  • もともと工業に興味が無い
  • イメージとギャップがある

それぞれ具体的に解説します。

もともと工業に興味が無い

興味が無い

高専入学前から工業に興味がない学生がいます。工業系の科目は複雑で、興味が無ければ合わないと感じるのは自然です。

高専は「レベルが高い」「高い就職率」「自由な校則」と工業に興味が無くても進学を決める要素があります。両親も背中を押してくれますからね。

高専は1年生から工業系専門科目があります。相性が悪いと高専での勉強は地獄になりますね。

優

僕はこのパターンだったよ

私自身、橋や道路の模型を作成する実習に何の興味も持てませんでした。ぱっと見楽しそうなんですけれどね。

このたように「工業に興味が無いけれど、学校生活が楽しそうで将来も安泰だから」と進学して、後悔するパターンが多いです。

イメージとギャップがある

ギャップ

「イメージしていた高専」と「現実の高専」のギャップが大きくて興味が持てない、というともあります。

たとえば「ロボットを作りたいから高専の機械工学科に入学したけれど物理系の授業が多い」など。ロボット作りの基礎とはいえイメージと異なる点は否めません。

先生
先生

力学は機械の動作に関係するぞ

高専生
高専生

関係あるんだろうけれどイメージとは全然違うな~

私は環境都市工学科でしたが、実態は土木学科。自然・生命環境をイメージしていたクラスメイトは後悔していました。

このように入学前後のギャップが大きいのも、工学系の科目に興味が持てない要因ですね。

高専進学を後悔する理由3選!|学生生活関係が多い

後悔する

学生生活関係の後悔は多いです。高専にいくからといって「工業の勉強だけするぞ!」なんて考えて進学しませんからね。

「漫画やドラマで見たような青春」「中学生時代は当たり前にあったもの」が無いことは体験してみないとわかりません。

高専進学を後悔する理由3選
  • 女子が少なくて青春できない
  • 大学生活が羨ましくなる
  • 寮生活が想像よりもキツイ

ここでは、高専進学を後悔する理由を具体的に解説します。

高専生活をもっと知りたいならこちらの記事もオススメ

女子が少なくて青春できない

男子校

高専では青春できません。理由は「女子が少ないから」です。

高専男女比は「男8:女2」と少ない(参考:国立高等専門学校機構

「青春=彼女」だけではありませんが、文化祭やイベントも男子ばかり。これは想像よりもキツイです。学生生活からトキメキが無くなりますからね。

他校に彼女がいても、学校生活から女子が欠けていると「何か足りない感」を感じますよ。

優

男子だけでワイワイやるのは楽しいけど、やっぱり女子いた方が楽しい

また、イベントが少ないことも青春感が低い要因。文化祭以外のイベントはほぼ皆無です。

このように高専は女子が少なく青春感が無い学生生活になります。

大学生活が羨ましくなる

パーティ

高専4年生になると友達が大学生になります。そうなると大学生活が羨ましくなります。

大学は高専よりも自由。サークル活動や飲み会、そして何より女子が沢山います。特に1,2年生は大学生活を謳歌できますからね。

一方高専4,5年生は、就活や卒業研究のプレッシャーで解放感がありません。友人が大学生生活を楽しんでいれば羨ましくなるのは必然です。

優

友達も進学校時代は大変そうだったけれど、大学からは楽しそうだったなぁ

友人の大学生活が羨ましくなり、後悔することもあります。高専卒業後に大学編入しても1,2年生は体験できませんからね。

寮生活が想像よりもキツイ

辛い

一見楽しそうな寮生活。しかし、プライベートが無い上に門限などの決まりもあり実家と比べて不自由です。

寮生活は基本的に相部屋です。2人~4人など多人数での共同生活でプライベートがありません。上級生も寮にいて「居心地の良い空間」とは言えませんよね。

優

寮って楽しそうだよね。通学も楽だしいいなぁ。

同級生
同級生

いや。家が遠いから仕方なく寮に入っているだけだ、実家に帰りたい。

また、4年生になってからは寮を出て1人暮らしをしている同級生もいました。生活は厳しそうでしたが、それでもを出たかったのでしょう。

その他にも、何かあったら相談できる「親」も近くにいません。わがままを言える存在が近くにいないのは中々辛いでしょう。

寮生活はルールはありますがプライベートはありません。「自由」を求めて高専進学をしても、生活が不自由では後悔もあるでしょう。

就活時に後悔しても遅い|体験談を紹介

手遅れ

高専進学は就活の段階で後悔しても手遅れです。

体験談をもとに、自分が進学する学科の就職先を確認しましょう。イメージだけで進学するときっと後悔します!

環境(土木・都市)工学科:建設業で現場監督

建設現場

環境(土木・都市)工学科は「土木職」として就職します。土木職は「建設会社で現場監督」になることが多いです。

環境学科から現場監督になるって想像できますか?私はできませんでした。それ以外の仕事もありますが、工事(施工管理)に携わらない人は少数。

さらに建設業界はブラックです。慢性的な人手不足で時間外も多い、このためホワイト企業を見つけ出すのは困難です。

建設業界がブラック業界であることを前提とした新聞社の記事もあります。
*参考:東京新聞社 「2024年問題」をきっかけに、ブラックな物流・建設業界は変われるのか? 他業界よりまだまだ緩い「過労死ライン」

ちなみにdodaの平均残業時間ランキングでも、施工管理(土木系エンジニア)は5位(30時間/月)と上位です。
*参考:duda 平均残業時間ランキング【91職種別】

このように学科名からは想像できないような業界、しかもブラック業界が就職先の可能性があります。

機械工学科:製造業でのライン工

工場

ある機械工学科の高専生は、インターシップで想像とのギャップを経験しました。
*参考:hatakenblog 高専入学を後悔した5つの理由|つまらないしやめたい過去の僕へ

機械工学科と言えば高専で有名なロボコン。しかし、インターシップで体験したのは工場でのライン作業。

イメージとのギャップは否めませんね。

「高専で人生狂った」とならないようメリット・デメリットを抑えよう

メリット・デメリット

高専入学を後悔している人は確実にいます。しかし、デメリットを考慮しても高専には良いところが確かにあります。

私自身、学生時代は後悔していました。しかし、アラサーになった現在は「高専に行って良かった」と本気で感じています。

「やりたいことも能力もない」人間だったので、高専に行くことで「イマイチ人材だけれど優良企業に就職できた」タイプです。

このため、メリット・デメリットを確認し「自分に合っている」と感じるなら進学はアリです。

まとめ

今回は高専進学を後悔する理由を解説しました。

最大の後悔は「工業系科目が合わないこと」です。元々興味ない人はもちろん、イメージとのギャップにより合わないこともあります。

工業科目が合わない原因
  • もともと工業に興味が無い
  • イメージとギャップがある

学科は就職先にも関係します。進学前に受験学科の就職先を調べて、どんな仕事をするのか確認しましょう。5年後に後悔するよりマシです。

以上、ブラックな建設業界から抜け出したい優でした。

  • アラサー理系リーマン
  • 高専卒(土木)
  • 中学成績:上位20%以下(推薦✖)
  • 高専成績:最高3位(3年時、4年時は中の下)
  • 就職先:電力子会社(3年勤務)
  • 転職先①:地元有名企業(6年勤務)
  • 転職先②:電力会社(←イマココ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました