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【元高専生が教える】 高専卒業後の進路と後悔しない選び方を解説!

高専
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高専卒業後はどうしよう、就職先や進学先も多くて迷うな~なんて今後の進路に悩んでいませんか?

高専卒業後は民間・公務員・進学・起業などさまざまな選択肢があります。どれも選ばず旅に出るなど、普通と違った選択もありですね。

ここでは、各進路について紹介します。詳しく調べる前に当記事で概要をつかんでみてはいかがでしょうか。

民間就職は地元か大手か?

就職

高専卒業後の進路として最も多いのが民間企業への就職です。民間企業への就職は大きく地元と大手に分かれます。

令和4年度は本科卒業生就職者の内、約97%が民間企業
*出典:独立行政法人 国立高等専門学校機構 概要(2023年度)

安定を望むなら地元企業、キャリアを考えるなら大手企業がオススメです。

地元企業への就職

中小企業

ここでは、地元企業への就職について解説します。なお「地元=県内」とします。

地元企業最大のメリットは、安定した生活を送れることです。転勤がないため、家族・友人など今までの人間関係を変えずに就職できます。

地元企業のメリット・デメリット
  • メリット :人間関係を維持できる、引っ越しがない
  • デメリット:キャリアの幅が狭い

家庭を持つと転勤ナシの安定感は増します。単身赴任がなく、子どもの成長を傍で見続けられますからね。

生活環境を変えることなく就職したい方は地元企業がオススメです。

大手企業への就職

大企業

次に大手企業への就職について解説します。ここでは「大手=全国に支店があるような企業」とします。

大手企業最大のメリットはキャリアの幅広さや規模の大きさです。基本的に、会社の規模と業務の多様性・大きさは比例します。

地元企業のメリット・デメリット
  • メリット :仕事が大規模・多様、給与・福利厚生が良い
  • デメリット:転勤

幅広い・大きな仕事を望むなら大手企業でチャレンジしましょう。

公務員にも3種類ある

3つ

高専からは公務員にもなれます。特に土木(=環境)・建築学科は採用数も多く、毎年数人はいます。

令和4年度は本科卒業生で公務員になったのは163名(就職者の内3%)
*出典:独立行政法人 国立高等専門学校機構 概要(2023年度)

公務員は地方公務員と国家公務員に分類され、地方公務員はさらに市役所(町・村役場)と県庁に分けられます。

市役所・県庁・国家公務員の3つに分類される

ちなみに私のオススメは市役所です!

市役所・町(村)役場

市役所

市役所・町(村)役場(以下「市役所」)は市町村の範囲で働きます、転勤不要で安定した生活を送れることが最大のメリットです。

都道府県庁

県庁

都道府県庁(以下「県庁」)は数年ごとに県内で異動し続けます。地方公務員なのに転勤があるのは痛いですね。

県庁のメリット・デメリット
  • メリット :市役所より大きな仕事が地元でできる
  • デメリット:転勤、一部の市役所よりも給与が低い

数年ごとに引越しはあってが安定した生活とは言い難いです。県内の交通網によっては、長時間通勤で対応できるかもしれません。

一方、仕事は市役所より大規模です。管理する設備や河川などの自然が大きくなるので、必然的に大規模な業務に携われます。

河川管理を例にみましょう。国が1級河川、県が2級河川、市は準用・普通河川と河川の規模や重要性が異なりますね。

水系模式図河川別管理者
一級
水系
一 級 河 川 
大臣管理区間 
指 定 区 間 
準 用 河 川 
普 通 河 川 

国土交通大臣
都道府県知事
市町村長
地方公共団体
二級
水系
二 級 河 川 
準 用 河 川 
普 通 河 川 
都道府県知事
市町村長
単独
水系
準 用 河 川 
普 通 河 川 
市町村長
出典:国土交通省 東北地方整備局 河川管理者より抜粋

地元で大規模な仕事をしたいなら県庁もありでしょう。結婚・単身赴任でも、毎週末に家に戻れる程度の距離ですからね。

優

市役所よりも県庁の方がエリート感もあるね

国家公務員

国家公務員

いきなりですが国家公務員はオススメしません。なぜなら、高専卒では国家公務員になるメリットが小さいからです。

県庁のメリット・デメリット
  • メリット :大きな仕事ができる
  • デメリット:転勤、出世できない

国家公務員の採用は総合職と一般職に分かれています。高専卒では「一般職」しか受験できず、採用時に出世できないことが確定します。

一方河川で説明したように国が扱う対象は地方公務員よりも大規模です。色々な地域を転々としながら大きな仕事をして回りたいなら、国家公務員もアリでしょう。

優

それなら僕としては民間大手の方が良い気がするけれどね。

高専でからの進学先を4つ解説!

選択

高専からの進学先は専攻科、国立大学、技術科学大学の3つが多いです。工業系から進路変更したければ、専門学校への進学も良いでしょう。

コスパなら専攻科、知名度なら国立大学、高専の流れで行くなら技術科学大学がオススメです。

専攻科

高専

専攻科はコスパ良く大卒程度になれます。一般知名度は低いですが、企業からの評価は高く就職に強いです。

国立大学

大学

高専から大学の3年生に編入でき、成績上位者には推薦枠もあります。

進学先は国立大学が多いため、知名度では申し分ありません。一方、就職でも大学生がライバルとなり、高専系の「就職が強い」点を失います。

また、3年生から入学するため学生たちと馴染めない可能性もあります。既にでいているループに混じっていくのは難しいですからね。

一般的に「エリート」と称されるイメージを得ためには国立大学への進学良いでしょう。

優

「エリート」を維持するためには就活も頑張らないとね!

技術科学大学

技術大学

技術科学大学は高専のための国立大学で、3年生へ編入できます。

推薦条件も大学より緩く入学し易いです。また、高専からの3年次編入が300人程度と多いため一般大学よりアウェイ感が少ないでしょう。

高専の流れで大学に進学したいなら技術科学大学がオススメです。

専門学校

専門学校

専門学校へも入学できます。こちらは主に高校卒業生が入学するため、3歳年上になってしまいますね。

「高専を卒業したけれど工業は違うんだよなぁ」と思っているなら、思い切って進路を変えるのも良いでしょう

起業

起業

高専卒業後、なんなら在学中でも起業できます。
*参考:GMOあおぞらネット銀行

在学中にビジネスを始め、軌道に乗っていれば卒業とともに起業するのも良いでしょう。

私の同級生でも、卒業後にプログラミング塾を始めた者がいます。高専を上手く活かせれば、他と差を付けられるかもしれませんね。

その他

海外旅行

高専卒業後に旅をする、なんていうのも面白いでしょう。

卒業後、専攻科試験を受けて進学先を確保してから海外を見て回る、なんていうのも面白いでしょう。将来への不安を抱えずに旅ができます。

推薦は現役学生しかダメですが、学力検査なら卒業生でも受験できますからね。

冒険したいと思っているなら文字通り世界を冒険してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は高専卒業後の進路について解説しました。就職や進学が一般的ですが、起業や旅などでチャレンジしてみるのも良いでしょう。

当ブログでは高専卒業後の生活について、実体験をもとに解説しているので参考にしてください。

以上、卒業後に2回転職しつつ副業Webライターをやっている優でした。

優
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