転勤辞令が出された時って「単身赴任」を考えますよね。キャリアアップや経済的安定が望める一方、家族との時間や関係性が心配です。
そこで今回は、単身赴任のメリット・デメリットについて解説します。夫婦で話し合うにも情報が必要ですからね。
私は転職活動を通じて、単身赴任について検討しました。一社に年収200万増を提示されましたが、夫婦の時間を選んで別会社へ転職しました。
一方、知人にはキャリアと家族の安定を重視して単身赴任を選んだ夫婦がいます。毎日テレビ電話をしている仲良し夫婦です。
単身赴任は、ただの転勤ではなく家族や自分自身の未来に大きな影響を与えます。夫婦で話し合うためにも、当記事を通じてメリット・デメリットを整理しましょう。
- アラサー理系リーマン
- Dinks(子無し夫婦)
- 世帯年収700万+副業
- 中核市在住
単身赴任のメリット5選
敬遠されがちな単身赴任。しかし、「キャリアアップ」や「家族の生活環境が守れる」などメリットもあります。
自分の時間が増えて「資格取得」や「趣味」に打ち込めるしょう。それぞれ詳しく解説します。
転勤はキャリアアップのチャンス
転勤先での経験が評価され、将来的なキャリアアップに繋がる可能性があります。また、転勤先の人脈により仕事が進めやすくもなるでしょう。
近年は「転勤」を嫌がる社員も多いです。転勤を快く引き受けると上司から感謝されます。引き受けるだけで高評価かおしれませんね。
転勤をOKしてくれてよかった。いつかお返ししてあげないとな。
転勤はキャリアアップのチャンスです。出世欲のある方は前向きに検討しましょう。
自分の時間を持てる
単身赴任中は自分の時間が増えるため、自己投資や趣味に時間を使えます。
夫婦生活では買い物や食事の時間などが固定されて思うように時間が取れません。資格の勉強中でも「もうご飯の時間だなぁ」などと考えてしまいます。
ご飯だよー
(試験勉強の途中だけれど…)はーい
また、精神的なリフレッシュにもなります。特に平日の家事を担当している人は気が楽になりますね。
自分の時間が増えると選択肢が広がります。特に「独身時代も楽しかった」と思っている方にとっては大きなメリットですね。
共働きで年収を維持できる
単身赴任はパートナーの仕事を維持できることもメリットです。
夫が転勤でも、勤務先が異なる妻が同じ場所へ転勤することは難しいです。そもそも支店などの勤務先が存在しないこともあるでしょう。
良い転職ができれば、年収を維持できます。しかし、正社員から派遣やパートへの転職となれば長期的な収入ダウンが確実です。
また転勤になると、もう一度仕事を探さないといけないのも難点
このため、パートナーの職を維持できることは収入面での大きなメリットです。
パートナーの負担が減る
単身赴任によりパートナーの負担が減ります。
パートナーと引っ越す場合、引越し作業や新しい環境でのストレスがあります。住み慣れた環境を変えることって結構大きな負担ですからね。
特にパートナーの仕事、近所付き合いなどの住環境が安定している場合は単身赴任を選ぶことで家族の生活を守ることができます。
このように単身赴任は、安定によりパートナーの負担軽減につながります。
交際時の新鮮さを思い出せる
単身赴任は夫婦関係が希薄になります。しかし、それと同時に彼氏彼女だった時の新鮮さを思い出させてくれますよ!
単身赴任をすると近くても週に1回、距離によっては月に1回しか会えないでしょう。しかし、交際時のことを思い出してください。
デートの回数は週に1回程度ではありませんでしたか?それでも楽しかったですよね!つまらなかったら結婚していないでしょうから。
特に倦怠期の夫婦にとってはマンネリ解消のきっかけになるかもしれません。「いつもいる」から「たまにしか会えない」存在になりますからね。
たまにしか会えないからケンカしないようにしよう
このように、交際当初の新鮮さを思い出させてくれることは単身赴任のメリットです。
単身赴任のデメリット
単身赴任での最大のデメリットは家族と距離ができることです。
物理的な距離があると心の距離が開いてしまう可能性があります。また、二重生活による生活費増額や健康面のリスクもあります。
これらのデメリットを十分に考えて単身赴任を検討しましょう。
家族との距離ができる
物理的距離だけでなく、心理的な距離ができる可能性があります。
コミュニケーションの頻度が減ることで、夫婦関係に悪影響になるかもしれません。また、直接話す機会やスキンシップも減ります。
やっぱりたまにしか会えないのは寂しいな
毎日顔を合わせることを大切にしている夫婦にとっては大きなデメリットです。
生活コストが増える
単身赴任では、生活コストが増えることもデメリットです。
まず、住居費が別々にかかるため負担が増します。たとえば、2LDK一部屋よりも、1LDK二部屋のほうが高くなります。
また、単身赴任先と自宅を行き来する交通費も大きいです。新幹線であれば数万円ですが、飛行機を利用する場合はさらに高額になります。
住居費と交通費が増えるかも
「Dinksであるのにお金の自由がない」ことは大きなデメリットですよね。
健康面のリスクがある
単身赴任では、食生活が乱れて不健康になる可能性があります。
別居すると分担していた家事を一人で行うため、料理に使える時間も限られます。繁忙期にパートナーに頼れません。
二人で食べるから料理をしていたけれど一人ならカップ麺でもいいかな、仕事で疲れたから外食にしよう、という機会も増えるでしょう。
また「夫婦どちらか一方だけが料理をしている」「結婚以前は料理をしていない」という場合は注意が必要です。
健康は将来の豊かさにつながるから大切だよ
このように食生活が乱れることで健康面のリスクがあります。特に料理経験がないなら要注意です。
【具体例】単身赴任を検討した夫婦
ここでは、単身赴任に関する2つの実例を紹介します。
- 名古屋市に妻を残して単身赴任した50代男性
- 夫婦の時間を重視して高年収を捨てた30歳Dinks夫
夫婦間で話し合う際の参考になるでしょう。
具体例①名古屋市に妻を残して単身赴任した50代男性
ここでは、私の先輩「名古屋に妻を残して単身赴任した50代男性」について紹介します。
50代の先輩夫婦の妻は専業主婦です。Aさんは会社から地方への転勤を言い渡され、名古屋に妻を残して単身赴任しました。
Aさんと妻は毎日テレビ電話をしています。こういったコミュニケーションの甲斐もあって夫婦は仲良し。50代になってもプレゼントを贈り合うほどです。
俺は月2万円のお小遣い制なんだ。でもボーナス月は5万円追加でもらえるんだぜ!
良いですね!ボーナスで何買ったんですか?
奥さんが欲しいって言っていた6万円のネックレスをプレゼントしたよ!
Aさんにとって単身赴任は、キャリアを進めながらも家族の安定を保つ方法ですね。
具体例2②夫婦の時間を重視して高年収を捨てた30歳Dinks夫
ここでは、私自身が年収よりも夫婦で暮らすことを選んだ経験を話します。私は30歳Dinks夫で、妻が正社員です。
私は転職活動をして、2社から内定を得ました。A社は年収200万円増だが遠方転勤アリ、B社は年収は変わらないが地元で働けるという条件です。
A社を選べば単身赴任になりますが、妻が欲しがってるマイホーム資金が作れます。ちなみにB社は私のやりたい仕事です。
そして夫婦で話し合った結果、B社へ転職しました。妻が「マイホームなくてもいいよ」と言ってくれたことが決め手です。
こうして私は、お金よりも一緒に過ごす時間を重視して単身赴任をやめました。
まとめ
今回は単身赴任のメリット・デメリットについて解説しました。単身赴任にはキャリアアップなどのメリットがあります。
一方、家族との距離ができたり、生活コスト増などのデメリットもあります。夫婦間で話し合い、お互いのDinksライフにとって良い選択をしましょう。
以上、妻と話し合って年収よりも一緒に暮らす生活を選んだ優でした。
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