こんにちは、高専に学力検査(筆記)で入学した優です。中学の成績が推薦基準未満だったので、学力検査しかありませんでした。
高専って公立高校の受験対策と同じでいいのかな?
高専の受験問題は公立高校と違うから、高専の過去問を解こうね。
OK!とりあえず高専の過去問だね
うん、あと数学は特殊だから他科目の倍以上に勉強しよう。
高専受験を決めた!でも詳しい先生はいないし、受験仲間も少ないから情報が少ない。特に「何を勉強していいかわからない」となっていませんか?
高専に合格するなら数学の過去問が最重要です。
私は、高専の過去問に初挑戦した時「国・英:70点、理:60点、数:45点」でした。そこで「数学の過去問」を猛勉強し高専に合格しました。
高専に入学したおかげで「受験勉強の無い自由な学生ライフ」を手に入れることができました。
そこで今回は、高専に受かるには数学の過去問を解くべき3つの理由を解説します。
高専のしくみ
ここでは、高専について簡単に説明します。(知ってるよ!って方はジャンプ)
高専は普通高校と同じように受験し入学し、5年間かけて専門的な勉強をします。
入学までは試験問題と日程以外「普通高校」と同じかな
当記事では、高専合格のために数学の過去問を解くべき理由を解説します。
高専に受かるには数学の過去問を解くべき3つの理由
高専に合格するには数学の過去問をすべきです。
なぜなら、高専数学は「特殊」で「難しく」「配点が高い」からです。過去問5年分を5回以上繰返し、全問題を完璧にしましょう。
過去問は「国立高等専門学校機構 入試過去問題」より。
高専受験の数学は難しい
高専の数学は難しいので、過去問で対策が必須です。
大問1の計算問題で公立高校とレベルが違います。実際に問題を見てみましょう。
高専の1⃣(1)が公立の1⃣(2)より複雑です。さらに高専は、(3)から文章題になっていますね。後で解説する「図形問題」も高難易度です。
初めて高専数学に挑んだ時は「45点」だった。定期テスト「80~90」だから得意科目だったのに…
このように高専数学は、公立高校と比べて難しいです。
見たことない問題に慣れるため
高専数学は見たことない問題が出題されます。
なぜなら、普通高校と出題傾向が違うからです。授業では普通高校の受験対策をするため、解く問題も公立受験寄りになります。
都会以外は公立高校を受ける生徒が大半。「今日はクラス内2人のために高専数学の勉強をします」なんて言うと猛反対されますよね?
しかし、高専と公立高校では受験問題が違います。例えば図形問題です。
高専受験では「なんだこの図形?見たことねえぞ」と初めての図形に「こんにちは」します。実際に公立高校と高専の問題を比べてみましょう。
公立高校の問題は「平面の長方形を折った図形」、対して高専は「立体の合体図形」です。難しいかどうかも判断できませんね。
恐ろしいことに高専の問題は、次の問(3)が残っています。過去問で見慣れてないと解くのを諦めるでしょう。
問題の図形が「意味不明」。初めて解いた時は1つも正解しなかったな…
このように、高専数学は「見たこと無い問題」ばかり。過去問で問題に慣れましょう!
「はじめまして」から「お久しぶり」になるまで過去問を繰返そう!
数学は他の科目より配点が高い
高専の数学は、他科目より高配点なことがあります。
このため、数学が受験に与える影響は重大です。
ある高専の入学者募集要項の学力検査に関する記述を見てみましょう。要約すると「数学は他科目の2倍にする」と書いてあります。
学力検査は、理科、英語、数学及び国語の4教科について筆記試験(マークシート方式:OMR)を行い、数学は200点、理科、英語、国語は各100点の合計500点満点とします。
出典:鹿児島工業高等専門学校 入学者募集要項より
試験時間は全科目同じであるため、単純に点数が倍になります。
ここで数学の点数に差があるが、合計点が等しい2人を比べてみましょう。
2人とも合計点は「255点」ですが、高専受験の場合「55点(平均:11点)」も差が付きます。
高専受験で数学が苦手なA君が、数学以外でB君を上回るなら「理・英・国」で89点取らなければなりません。
このように、数学が合格に最も影響するため過去問で対策すべきです。
高専によって数学の倍率は変わります。1.5倍、等倍の高専もあるので受験校のHPを確認しよう。
高専に受かるには他科目の過去問は必要か?
数学以外の「理・英・国・社」も過去問は必要です。
なぜなら、普通高校と出題形式が異なり「見慣れない試験問題」だからです。いつもと違うことに戸惑い、簡単でも間違えることがあります。過去問で慣れておきましょう。
難易度は普通高校と大きく変わりません。しかし、過去問を繰返すのは合格に効率的な勉強のためオススメします。
また、試験科目に「社会」が無い高専や「理科・英語」も数学と同じように高配点の高専もあります。受験高専のHPで確認しましょう。
このように、数学以外の過去問は慣れるために必要です。
国語・英語が難しくない理由
国語・英語は言語のため、普通高校の受験勉強と同じ方法で対策できます。
全てマークシートなので「英作文」や「作者の気持ちを30字で記せ」など自己採点しづらい問題がありません。過去問の反復がしやすいですね。
このため「特別な勉強」より「弱点を見つけて克服する」ことを重視しましょう。
僕は英語の長文が苦手だったかな。「高専対策」というよりも「長文対策」をしたよ。
「英語が高配点」の高専もあるので、受験校HPを要チェックです
理科が難しくない理由(実体験)
理科は暗記が多いです。マークシートなため文章回答もありません。
また、理科の計算問題は数学と比べれば大した難易度ではありません。過去問を繰返せば対応できます。
私は理科の過去問を3年分完璧にし、4年前の過去問に挑戦した結果「98点」でした。初挑戦時も「60点」程度で特別難しくなかったです。
理科も慣れない問題だったけれど「総合テスト」と同じ感覚だったな、点数も同じだったし。
このように、理科は過去問で慣れれば難しくありません。
「理科が高配点」の高専もあるので、受験校HPを要チェックです!
まとめ
今回は、高専に受かるには数学の過去問をすべき理由を解説しました。高専数学は「特殊」で「難しく」「配点が高い」ため最重要です。
また、他科目の過去問も慣れるために必要です。しかし、数学以外は大した難易度ではありません。
数学は5年分を5回、他科目は3回ぐらい繰返したよ。
- アラサー理系リーマン
- 高専卒(土木)
- 2級土木施工管理技士
- 施工者(現場監督)→発注者へ転職
- 元電力子会社勤務
11月で「数学45点」だった私が合格・卒業しました。数学苦手でも大丈夫です。
以上、高専卒の優でした。
コメント