「高専って進学先としてどうかな」「すごい自由って聞くし」「でも本当にいいことばかりなのかな~」なんて迷っていませんか?
結論として「高専には悪いところ」もあります。
この記事は高専卒業生の優が書いています
高専は5年間同じクラスで工業の専門勉強をします。この「5年間同じ」「工業の専門勉強」というのが誰にでもオススメではありません。
そこで今回は「高専に行かない方がいい理由」を3つ解説します。
高専とは?
ここでは、高専について簡単に説明します。(知ってるよ!って方はジャンプ)
高専は普通高校と同じように受験し入学します。
入学までは「普通高校」とほぼ同じ
入学時に学科を選び、工業の専門勉強を5年間します。学科でクラスが決まるため、クラス替えはなく同じメンバーで卒業まで過ごします。
これが合わない人もいるため全員にオススメできません。
当記事では高専に行かない方がいい理由を詳しく解説します。
高専に行かない方がいい理由
ここでは、高専に行かない方がいい理由を3つ紹介します。
女子が少ない
高専は、女子生徒が少なく彼女が作りづらいです。
このため、青春したい!っていう方は行かない方がいいでしょう。もちろん、彼女ができる学生もいますが、ほんの一部です。イメージ的に次の3つに分かれます。
- 普通高校でモテる人=高専でも彼女いる
- モテないけれど普通高校なら彼女いるイイやつ=高専では彼女いない
- 普通高校で彼女いない人=高専でも彼女いない
単純に「女子生徒=チャンス」が少ないため彼女ができにくいです。
実際に卒業するまで彼女ゼロだったけど
就職後すぐに彼女ができた同級生(イイやつ)は沢山いるよ
このように、女子が少ないため「ザ・青春」したい人は高専に行かない方が良いでしょう。
「女子」にとっては同性の友達が少ない点がデメリットですね
クラス替えが無い
高専は専門学科でクラスが決まるため、クラス替えがなくメンバーが変わりません。
このため、嫌な人とも5年間同じです。また、実験や実習の班は出席番号で決まるため何もしないメンバーがいると邪魔です。
実習の時、常に何もしなくて課題だけ移していく人がいたから嫌だったな。
また、いくら仲が良くても5年も同じだと飽きます。
このように高専はクラス替えが無く、嫌な人とも5年一緒です。固定メンバーで5年間過ごしたくない人は行かない方がいいでしょう。
将来が決まる
高専は進学時に学科を選ぶため将来がある程度決まります。具体的には就職業界が決まります。
このため、中学時点で「具体的に○○の仕事がしたい」と決まっていない場合は行かない方がいいでしょう。具体的なイメージは次の通りです。
少なくとも「建設業界で現場監督になりたい」程度のイメージが無い場合はオススメしません。
このように、入学時点で就職業界が決まるため「具体的に○○の仕事がしたい」イメージが無い人は行かない方が良いでしょう。
入学後でも学べるので「学科ごとの就職業界」を把握する程度でも良いでしょう。
元高専生が「高専に行かない方がいいな」と後悔したこと
ここでは、高専卒である私が後悔していることをお話しします。
それは、就業業界が決まっていることです。
私は、高専土木科を卒業し9年間建設業界で働いています。他科でも「技術職である・業界が決まる」ことは変わりません。
これらを15歳で理解し、高専に進学するのは難しいでしょう。それよりも「校則が自由」「大学受験が無い」というメリットに目が行きます。
普通高校の生活を経て「将来の夢」について考える方がいいでしょう。高専に合格する学力があれば大学も選べます。
このように、15歳で業界と職種を決めるのは酷なので「高専に行かない方がいい」でしょう。
「とりあえず高専」だけは絶対にやめよう
僕はそれで後悔しているからね。
まとめ
今回は高専に行かない方がいい理由を3つ解説しました。
これらをデメリットと感じない場合は、高専をオススメします。
高専にはメリットもたくさんあるので比較してから進路を決めましょう。
個人的には中学3年生にこの選択をするのは酷だと思います。
言われるのと体験するのは違います、親の勧めなら無視しよう。
- アラサー理系リーマン
- 高専卒(土木)
- 2級土木施工管理技士
- 施工者(現場監督)→発注者へ転職
- 元電力子会社勤務
以上、優でした。
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